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針治療のメリットとデメリットをまとめてみた。
肩こりや腰痛等のお悩み解消方法の一つに、針治療があります。
針を刺すというと怖い印象を持つ方もいるかと思いますが、実は髪の毛よりも細い針で幹部を刺激する為、怪我をすることはありません。
ツボに針を刺し、刺激を与えることで血流やリンパの流れを改善する結果、筋肉の緊張がほぐれ、肩こり、腰痛、頭痛などつらい痛みを緩和させます。
効果の高さが期待される治療方法の一つです。
針治療にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
針治療のメリット
一般的に言われる最大のメリットは、痛みの改善です。
マッサージでは表面を刺激する事しか出来ません。
針を使用することで凝った部分に対し直接的に刺激を入れることが出来ます。
また、肩こりであれば、肩の筋肉の緊張だけではなく、目の疲れも大きく影響していることがあります。
こうした複合的要因に対して一気に働きかけることが出来るのも大きな特徴です。
針治療のデメリット 鍼を打ってはいけない場所とは
一方、デメリットとして治療後の倦怠感が挙げられます。
これは、身体が疲れてしまったのではありません。
急激に血流やリンパの流れが良くなったことに対する好転反応の一つです。
今まで血流が悪い状態で動いていた各臓器等が、急激に良くなった血流についていけずにバランスが崩れてしまった状態です。
時間がたつと安定してくるので、心配はいりません。
治療後の倦怠感を少なくするような施術方法もあるので、倦怠感を感じる方は事前に聞いてみる方が良いと言えます。
針を打ってはいけない事例をご紹介
1. 妊婦に対するはり治療。
「陣痛誘発のためのはり治療は、効果または弊害を証明する十分な証拠がなく、推奨されない」
2. 子宮類線維腫に対するはり治療。
「子宮類線維腫に対するはり治療の効果を示す信頼できる証拠は存在しない」
子宮類線維腫については効果ある治療法が多数あり、はり治療で治癒できるかもしれないという主張はナンセンスだ。
3. 過敏性腸症候群(IBS)に対するはり治療。
先行研究からは「IBSへのはり治療は、総体的症状、痛み、生活の質において、偽薬(プラシーボ)と比べ有意な効果はない」ことが分かっている。
4. 滲出性中耳炎(OME)に対するはり治療。
これは子どもによく見られる病気だが、過去の研究でははり治療の効能は確認されず、「OME患者の治療に用いられるべきではない」との結論が出されている。
5. 男性における下部尿路の症状に対するはり治療。
これも効果はない。
6. 生まれたての赤ちゃんにはり治療。
「黄疸(おうだん)」とも呼ばれるこの症状は、新生児に多くみられる。
「高ビリルビン血症に対するはり治療を支持する証拠は存在しなく、NICE(国立医療技術評価機構)はこの治療法をこの人口層に使用しないことを勧告する」
針治療を行う際の料金と医療費控除ができるのかどうのかを調べてみた。
針治療を行うときの料金の相場は、地域によってやや異なる面があるものの大体の相場の目安が決まっています。
1回の診療において目安となる値段は3,000円から5,000円程度となっています。
東京23区においては診察料が5,000円から6,000円程度とやや高めです。
初診料が2000円程度となっていることが多いです。
中には無料で行っているところもあります。
地方の相場は東京よりもやや安く千円くらい割り引かれた値段で利用することができます。
中には1万円を超える治療費を請求されるところもあります。
針治療の価格は比較しながら検討してみることがおすすめです。
医療費控除に関しては、一部については行っているところもあります。
基本的には自由診療である場合が多いです。
神経痛・リウマチ・五十肩・腰痛・むち打ち症などの場合は針治療を行った後でも保険が適用されることが多いので相談してみるのがおすすめです。
健康保険が適用されるには医師の同意書が必要になることを留意します。
鍼灸院によっては健康保険そのものを取り扱わないということもあり、こちらも事前に問い合わせておくことが重要でしょう。
住んでいるところの自治体により、鍼灸の助成制度を設けているというところもあるので自治体に問い合わせてみることも一つの方法です。