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wavの音声データーの特徴をまとめてみた。
音楽CDをパソコンに取り込んでIphoneなどのデバイスに取り込む機会が増えてきた今日この頃ですがパソコンに取り込む時のファイル形式についてMP3やwav形式が一般的です。
様々なデジタル音声ファイル形式がありますがWindowsで使用される標準の音声形式がwavファイルです。
MP3のように圧縮されていないためコンパクトディスクとほぼ同じ音質で音楽を楽しむ事ができます。
MP3の音質に満足できない人はこちらのほうがおすすめですが圧縮していない分パソコンの容量は必要になりますのでその点がデメリットです。
ちなみにサイズでいうと5分程度の音楽ファイルでおよそ50MBが目安です。
記録するための音質や精度は何通りかあるものの44.1キロヘルツ、16ビット、ステレオでレコーディングされている場合は、通常の音楽CDと実質的に同じ程度のクオリティーが維持されています。
この16ビット、44.1キロヘルツなどの数字が高ければ高いほど良い音になります。
Iphoneなどのデバイスに取り込む時は幾つかの音楽形式を取り込む事ができ、容量に空きが十分にあるのであれば圧縮されるファイルではなくて圧縮前のWAVファイルを採用したほうがいい音で楽しむ事ができます。
wavの使うメリットとデメリットをまとめてみた。
音声ファイルフォーマットの一つであるwavのメリットは、原音に限りなく近い音声を聴くことができることです。
wavはコンテナフォーマットの一つですが、通常はリニアPCMのサンプリングデータを格納するために用いられています。
このリニアPCMは可逆圧縮であり、変換に伴う音質の劣化はほとんど起こりません。
そのため、高音質で音楽を聴きたいときや録音した音の編集をするときには最適のフォーマットであるといえます。
一方、wav形式の最大のデメリットは音源の保存には向かないことです。
これは、リニアPCMの方式でサンプリングした音源を保存するとファイルサイズが非常に大きくなってしまうためです。
特別な理由がある場合を除いて、編集をひと通り済ませた後は音声ファイルの容量を減らすためにmp3などの他のフォーマットに変換することをおすすめします。
また、ファイルサイズに制限があることもwav形式のデメリットです。
wavに格納されるデータは32bitの符号なし整数型で記述されるため、4GBを超えるデータを扱うことはできません。
もし、4GBを超える高音質かつ長時間の音声データを格納したいのであれば、Wave64と呼ばれるフォーマットを使用する必要があります。
wavと、MP3との違いは?
パソコンで扱う一般的な音声ファイルの形式として、wavとMP3があげられます。
両者とも目にする機会が多いものですが違いを正確に説明できる人は僅かといっていいでしょう。
裏を返せば殊更意識する必要がないということでもあります。
とはいえ差異を知っておけば音楽がより楽しくなることは間違いありません。
生に近い音声がwavであり、市販されている音楽CDもほとんどはこの形式になります。
一方でMP3は元データを圧縮しているもので同じ音であっても容量の差は歴然です。
このため音楽プレーヤーに多数の楽曲を収録する際には便利といえます。
ただ圧縮した以上は音質に若干の劣化が見られるのも事実です。
具体的には広がりや奥行き、表現力に違いが出るとされています。
ただ雑踏の中で聞き比べるとほとんど差異は見られません。
また複雑な楽曲ならまだしも、弾き語りやポップス程度ならwavかMP3かを見分けることさえ困難です。
実際にはそれほど繊細な違いということを覚えておくべきでしょう。
近年ではwavの中でもハイレゾ音源が人気を博しています。
市販されている楽曲CDもより音に拘るようになっており、愛好家にとっては嬉しい時代になりました。
今後もより生の音に近づけるよう開発が続くのは確実です。