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清水寺での1年間のイベントをまとめてみた。
清水の舞台で有名な京都市の清水寺は、四季折々の季節の花や伝統の行事などで年中多くの観光客が訪れます。
特に春は満開の桜が咲き誇り、秋は真っ赤に染まった紅葉が有名です。
観光や供養などで多くの人たちが賑わいます。
清水寺の御本尊は「十一面千手観世音菩薩」で、多くの人に慕われています。
清水寺の年間行事では、清水寺に所縁のある故人の各年忌法要や地蔵盆・彼岸会などの他に、1年間の安寧を祈願する年頭行事として行われる修正会、立春の前日の節分当日に行われる厄除けと招福の星供養、大晦日に煩悩の除去を祈って108回の鐘をつき新年を迎える除夜の鐘などの年間行事があります。
また、8月に行われる「うらぼん法話」は、約100年の歴史を持つ夏の恒例行事です。
毎年この期間には、各界から招かれた著名人と清水寺の貫主が様々なテーマで、ユーモアを交えながら楽しくためになる講演をしてくれることで有名です。
春・夏・秋にはそれぞれ夜間特別拝観が行われ、京の空を照らす幻想的な雰囲気の中で清水寺の厳粛な空間を味わうことができます。
その他にも毎月行われる行われる観音縁日や仏教講座、不動尊縁日、京洛六阿弥陀まいり・六阿弥陀縁日など誰でも参加できる行事がたくさんあります。
清水寺の歴史についてまとめてみた。
清水寺は京都といえばこのお寺を思い出す人も多いほど、日本人によく知られたお寺です。
その歴史は古く西暦778年、当時子島寺にて修行していた大和国興福寺の僧・賢心(後の延鎮)によって開山されました。
あるとき賢心が夢のお告げに従って音羽山を訪れてみると、滝行をおこなっている修行者・行叡に出会い、後を託されることになります。
この行者が観音の化身だったと悟った賢心は、778年に千手観音像をつくり行者の庵に安置しました。これが清水寺の始まりです。
その2年後の780年、征夷大将軍として知られる武官・坂上田村麻呂が延鎮(賢心)とともに行者の庵であった清水寺の本堂を改修。
地蔵菩薩と毘沙門天の像を造り、観音像の脇侍として祀ることになりました。810年には清水寺は当時の天皇によって認められた寺院となり、源氏物語や今昔物語集にも登場するなど、当時から観音霊場としてよく知られたお寺となります。
その後、1063年から1629年までの間には、清水寺は火災や争いなど9回も消失に見舞われ、建て直しをおこなっています。
今の清水寺の本堂も火災によって燃えてしまった後、1633年に徳川家光によって再建されたものです。
そして1994年、清水寺は古都京都の文化財の構成資産のひとつとしてユネスコ世界遺産に登録されました。
清水寺及びその近くの名物品をまとめてみた。
清水寺周辺は古くから門前町として栄え、今も多くの観光客や参拝客を集めています。
門前坂である清水坂を中心に、三年坂、二年坂など周辺の通りには多くの名物品の店が軒を連ねています。
特に美味しいスイーツは数限りなく、伝統あるものから新しいものまで色々に楽しめます。
懐かしい味の「八つ橋」は300年以上も変わらぬ京の代表的甘味。
フルーツ味やチョコレート味など現代風にアレンジされたものはおみやげに一番人気の商品です。
宇治抹茶を使ったサブレやラングドシャなどの焼き菓子や、ソフトクリームなども人気です。
他に代表的なものは京漬物。
全国的に有名な京野菜を使ったものや、京都三大漬物といわれる、しば漬け・千枚付け・すぐき漬けはとても人気があり、壬生菜漬けやたけのこ漬けなど、京都らしいものが手土産として喜ばれます。
焼き物では京焼・清水焼などの陶磁器が有名です。
参道へ続く五条坂にはかつて多くの窯元が存在し、現在もその伝統を受け継いでいます。
素朴な中にも雅な雰囲気のある、軽く使い込むほどに味のでる食器は、ぜひ買って帰りたくなるものです。
京扇子やお面・人形などの民芸品、化粧道具や器などの日用品、着物や髪飾り・バッグなど身を飾るものまで京都の名物がこの周辺に集います。