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レディーガガが、明かした、線維筋痛症とは?
世界的な歌姫レディーガガがかかったことで一躍その名を知られるようになった「線維筋痛症」ですが、具体的にはどのような病気なのでしょうか。
線維筋痛症は、リウマチ性の症候群であり、全身に強い痛みが走る症状を持つ病気です。
それと同時に疲労感や倦怠感、睡眠障害を引き起こし、果てにはうつ状態へと陥ることもあります。
原因は現代の医学を持ってしても解明されておらず、身体から脳へ痛みを伝える機関の抑制と促進のバランスが誤作動することによって起こると想定されています。
原因が定かではないため治療法も確立されていませんが、ストレッチなどによる運動療法と痛みを和らげる薬物療法での対処が一般的です。睡眠障害が起きる場合には睡眠薬が処方されることもあります。
また、現代社会におけるストレスも原因のひとつとして考えられているため、カウンセリングなど心理的な治療も用いられます。
レディーガガが活動休止したことからもわかるように、とても歌って踊ることができるものではない病気です。
線維筋痛症にかかった、有名人。
線維筋痛症は全身に激しい痛みが起こる慢性疼痛疾患です。
その痛みは例えるとまるで体の中をガラスの破片が流れるような激痛が走るといわれ、とても耐え難いのもです。
この病気はこのような耐え難い痛みが起こるにもかかわらず、検査をしてもどこにも異常が見られないというのが特徴です。
よって確定診断がつきにくく線維筋痛症と診断されるまで数年かかったということも珍しくありません。
発症者は男性より女性が多く、特に20代から60代の女性に多く発症します。
最近アメリカの歌手レディー・ガガが線維筋痛症を患っていることを告白し、治療に専念するため現在公演中のツアーを休止すると発表したことによって、この病名が知られ注目されるようになりました。
しかし、線維筋痛症は認知度が低く、痛みがない人には辛さがわからないため周囲の無理解に苦しむ人も多いです。
現にレディー・ガガもネット上で大袈裟だ、でっちあげだ、ツアーを休みたいために被害者ぶっているといった意見を目にするたびに落ち込み心を痛めていると言っています。
線維筋痛症は、難病?
線維筋痛症とは、現在の非常に発達した医療においてもその原因や、有効な治療方法などが全くと言っていいほどに解明されていない病気です。
病気とは謎そのような症状が起きているのか、その原因を探り、その原因に対して有効な治療法が考えられます。
原因がわからない以上、有効な治療法がなかなか確立できていないのが現状で、患者さんによっては仮病や精神疾患に間違われていしまうなど、大きな困難に直面しています。
発症年齢は様々で、小児期に発症する例もあり、この小児期に発症する若年性線維筋痛症は難病してもされています。
成人の線維筋痛症は難病への指定はされていませんが、指定されていないからといって難病ではないということではありません。
有効な治療法が確立されていないこと、症状によっては日常生活にも大きな支障が出ることもあり、障害年金や障害者支援サービスを受けることも可能となっています。
今後、この病気に関する注目も集められ、患者数などの推移や社会情勢、世論などから成人の線維筋痛症も難病指定される可能性も否定はできないでしょう。