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マインドアップローディングとは何か?
マインドアップローディングとは人間の精神、記憶、知性を生身の脳からコンピューターなど人工物へと移し替えることを示す用語です。
SF小説では古くから扱われてきた題材の1つです。
SFに疎い人でも漫画や映画などで肉体を捨て、コンピューターに自分を移し替えたキャラクターを一度は見たことがあるでしょう。
アナログな脳の情報をデジタル空間にアップロードすることができるなら、人間の自我や記憶をデータとして扱えるようになります。
マインドアップローディングが実現すれば人間は事実上の不老不死を手に入れることになります。
では現実的にマインドアップローディングを人間が発明することは可能なのでしょうか?
現時点でマインドアップローディングに原理上の障害はないため、順調に技術が進歩すればいずれは人間の脳を再現することが可能だと考えられています。
ただしその道のりは遠く、スーパーコンピューターを使用した現在最先端の研究でも約1万のニュートロンネットワークを再現するのが精一杯な状態です。
人間の脳1つを再現するだけでも800億のニュートロンが必要です。
一般人が気軽に自分のデータをバックアップすることができる時代は、少なくとも私たちが生きている間は訪れないでしょう。
マインドアップローディングが使用されている有名な物語を調べてみた。
人間がアナログな生身の脳を捨て機械やコンピューターネットワーク上のデジタルな存在へと生まれ変わるマインドアップローディング。
原理的には人類に不老不死をもたらす画期的な発明ということもあり、古来からSF小説を中心として様々な物語で愛用されてきたアイディアです。
では日本で最も有名なマインドアップローディングを題材にした物語は一体どれでしょう?
人によって様々な意見があるでしょうが、10代から40代までの人が
「マインドアップローディングを題材にした物語を1つあげて下さい」
と言われたら最も多くの票が集まるのは、やはり日本が世界に誇る名作アニメーション「攻殻機動隊」ではないかと思います。
多くのフィクションにおいてマインドアップローディングは世界を裏から支配する黒幕や悪役が使用している技術です。
士郎正宗の漫画を原作にした本作ではマインドアップローディングは、警察や犯罪者はもちろん一般人でも誰もが当たり前のようにしている普及技術として描かれています。
複数の義体を切り替えて仕事をしたり、逆にデータ上の存在であることを利用されハッキングを受けたりとマインドアップローディングを駆使したアクションとギミックが満載でとても面白い作品です。
マインドアップローディングを研究している有名な博士(教授)と研究機関を調べてみた。
2045年ごろに人間が開発したコンピューターの知能が人間を超えるのではないかという説があります。
ITの進歩によってAI人工知能が発達してきておりそれが現実のものとなる日が来るのかもしれません。
不老不死や義手、義足など人間と同じような機能をもったロボットが誕生し地球を支配するという考え方。
これがマインドアップローディングです。
さらに進化が進んだ場合、人間の脳にコンピューターをつなぎ、日々の能力を今以上にレベルアップさせ進化するという考え方がそれです。
コンピューターの計算はすさまじく速いため、その速さと蓄えられたビッグデータを直接人間の脳が使えるようになるのです。
つまりコンピューターの脳を人間が持つ事ができるようになるという説がマインドアップローディングです。
天才的な人工知能学者であるホーキング博士のように脅威論を唱える人は多くはないものの専門家ではない人たちもこのような議論をしているのは老いも白いと言えるでしょう。
そのくらい現実的なものとなってきた人工知能でありますが今までSFの世界だったものが現実味を帯びてきたわけです。
とある映画における言葉で人々は知らないものを恐れるというのはまさにその通りという事です。
但し極度に恐れる事もなくAIを支配しているのは人間だという事です。